ALL FOR THE WOLVES監督スタン・クルス自伝欧州最強伝説

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1960年刊行スタンレー・クルス自伝の＂スポーツマンズ・ブック・クラブ版＂1961年初版本

スタンレー・クルスは日本ではあまり馴染みがありませんが英国では知らない方がいないウルブスのレジェンド

①第二次世界大戦前後ウルブズとイングランド代表のDFとして活躍

イングランド代表が1938年5月14日ベルリンでドイツ代表と対戦した時にチームでただ一人試合前のナチス式敬礼を拒否してメンバーから外されたことは有名

②1948年6月若干31歳でウルブス監督に就任し1963年シーズンまで指揮を執りました

古豪ではあったウルブスはクルスが就任するまではリーグ優勝はなくFAカップに二度優勝するにとどまっていました
そのFAカップ優勝も1892-93・1907-08とはるか昔のことでした

就任初年度に早速FAカップ優勝

1953-54シーズンついに悲願のリーグ初優勝
1957-58・1958-59シーズンにリーグ連覇

1952-53シーズンから1960-61シーズンまで一度の6位を除きすべてのシーズンで3位位上を確保

実質的に欧州最強チームと言われいました

なぜなら当時はまだ欧州の強豪チームと対戦する大会(今のチャンピオンズリーグなど)がなかったためクルスはブダペスト陸軍クラブ(ハンガリー)・レアルマドリー・ディナモキエフ(ソ連)などとのマッチメイクして勝利していたからです

特にハンガリーは代表チームが1950年代前半に4年間無敗を誇り＂マジック・マジャール＂と言われ1953年11月には英国四協会とアイルランド以外にウェンブリーで敗れたことのなかったイングランドを6-3て葬り去りました

そのハンガリー代表はほぼブダペスト陸軍クラブ選手で構成されていました
そのハンガリー陸軍クラブをウルブスは1954年に破り世界をあっと言わせました

前書きはウルブスのレジェンド・ビリー・ライト
クルス監督時代のイングランド代表

226ページ
貴重な写真があります
写真①：イングランド代表キャプテンとしてスコットランド代表キャプテン・マット・バスビーと握手
マット・バスビーはMan U監督として有名
写真⑨：1949年FAカップ決勝前フィリップ殿下と握手